【FP試験】にはでない国民年金の話(2)
こんばんは!
お金の総合コンサルししまるです。今日は再び子供の国民年金払うか払わないか問題です。
目次
前回のおさらい。節税を考えると子供の国民年金は親が払うべき。
前回子供の国民年金は親の節税効果を考えると親が払うべしとしました。
根拠は下記のとおりです。
2年前納による割引額15,840円(口座振替の場合)+社会保険料控除寄与分164,780円
所得が900万以上の所得税33%、地方税10%計43%
納付額383,210円✖43%=164,780円
お得金額
15,840円+164,780円=180,620円
(私は払いました。)
が、色々国民年金を勉強してみると、一概には払った方がよいとは言えないと思いなおした。というのが今回のお話です。
国民年金払う払わない問題再考
そもそも国民年金に未納期間があると、何が問題か。
最大の問題は将来の年金受取額が減額されることです。
国民年金は20歳から60歳までの40年間の全期間収めた場合65歳からの受取額は年額781,700円
学生の間2年間国民年金を払わなかった場合、年金額は約4万円減額となります。
仮に90歳まで生きた場合の年金受取期間は25年。25年✖4万=100万の減額。
2年分の年金支払額は約40万。結果60万の損となります。
が、仮に年率3%で運用できる場合
年4万25年の年金原価(65歳時点での必要額)は約70万
20歳時点の年金原価は約18万と大幅に損をしている気もします。
年率1%での運用とすると
年4万25年の年金原価は88万
20歳時点での年金原価は56万と結構お得感があります。
年率1.6%の場合は
年4万25年の年金原価は約82万
20歳時点での年金原価は約40万とほぼイーブンです。
ということは70年間平均1.6%以上で運用できる人は自己運用した方が得となります。
ちなみに昨年三菱地所が発行した50年債(日本最長)の利率は1.132%。
70年後なんてどうなっているか予測不可能な世界・・・。
結論
年金の現在価値を考慮した場合、年1.6%以上で運用できるのであれば、学生時代の国民年金は払わない方が得???