【FP一級実技試験】① FPの職業倫理

 こんばんは!お金の総合コンサルししまるです。今日からしばらくFP1級実技試験対策のためのノートをシリーズでお伝えします。FP1級試験に興味のある方はご覧ください。第一回はFPとしての職業倫理についてのお話です。職業倫理はFPが活動を行う上ですべての基本となります。FP1級実技試験では必ず問われます。

①顧客の利益優先

 FPには「顧客の利益を優先する」という姿勢が必要です。当たり前のことと思われるかもしれませんが、金融機関においては顧客の利益より金融機関側の利益を優先した提案が日常的に行われています。
 プランの意思決定を行うのは顧客であり、FPの役割は顧客の意思決定のために有益な情報を分かり易く伝えることにあります。

②守秘義務の厳守

 あらゆるビジネスに携わるものであれば必須です。場合によっては損害賠償請求や刑事罰もありうるので十分な優位が必要です。

③顧客に対する説明義務

 金融商品等の販売仲介に関与する場合は、金融商品取引法、金融商品販売法および消費者契約法に規定された説明義務が課せられます。各種法律の趣旨、目的を十分に理解し、重要事項を適切に顧客に説明することが重要です。

④コンプライアンスの徹底

 これもあらゆるビジネスの基本となります。FPは取り扱う領域が多岐にわたることが特徴で、金融商品取引法のほか、著作権法、税理士法、弁護士法などの業務に抵触しないように十分な注意が必要です。

⑤能力の開発

 FP業務は多岐にわたり、また、法令、税制、社会保険制度は毎年改正されるため、常に能力の啓発の継続が必要です。

⑥インフォームドコンセント

 顧客の利益優先にも重なりますが、FPがプランニングを進めるにあたっては、顧客の希望や前提条件を十分に理解し、現状把握等の状況認識を顧客と共有することが必要です。
その為には顧客の立場で十分な説明を行い、理解されたかどうかを確認しながら進める子が必要となります。

まとめ

 FPに求められる職業倫理は一般に金融機関に求められる職業倫理と同一です。但し、FP業務の方が取り扱う業務範囲が多岐に渡り、より専門的な知識に基づくアドバイスを求められることが多いため、税理士、弁護士等の独占業務に抵触しないか十分な注意が必要となります。

次の記事【FP一級実技試験対策】② 顧客ニーズの把握と対応策

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【FP一級実技試験】① FPの職業倫理” に対して2件のコメントがあります。

  1. 中原 より:

    インホォームドコンセント、ですよね?

    1. ししまる より:

      はじめまして。
      FPの職業倫理にかかり、
      ご指摘ありがとうございます。
      訂正させていただきます。

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